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DC専用ファンド(2015年2月)、パフォーマンスは「REIT」「株式」が優位も、残高増は「バランス」「国内債券」

2015-03-27

 DC専用ファンドの資金流出入の状況を検証すると2015年2月は、アセットクラス別では、パフォーマンスが好調な「国内株式」、「先進国株式」からの資金流出が目立ち、「ターゲットイヤー」、「国内債券」、「REIT」などに資金が入った。このため、2月末時点のDC専用ファンドの純資産総額比率は、「株式ファンド」43%、「債券ファンド」24%、「バランスファンド」31%、「その他(REITなど)」2%という比率になった。一方、個別ファンドのトータル・リターン(1年)では、「DCチャイナ・ロード」(岡三アセットマネジメント)がトップに立った。個別ファンドでは国内大型株に投資するファンドのパフォーマンスが好調だった。

DC専用ファンドの純資産総額比率(2015年2月末)

出所:モーニングスター作成

DCファンドの資産流入は「バランス」が中心も「国内株式」「先進国株式」も増加

 DC専用ファンドをアセットクラス別に分類し、平均トータル・リターン(1年)を検証すると、2015年2月末現在では、「REIT」が32.05%でトップ。次いで「新興国株式」が27.07%、「国内株式」25.75%、「先進国株式」24.50%が続いた。

 また、アセットクラス別の純資産総額の増減をみると、過去1年間では「バランス」が約2381億円の増加。次いで「国内株式」の約1628億円増、「先進国株式」の約1542億円増となった。

 一方、2015年2月の1カ月間では、「国内債券」が約14億円減、「先進国債券」が約5億円減となる中、「国内株式」が約4677億円増、「先進国株式」が約333億円増、「バランス」が326億円増だった。

個別ファンドのパフォーマンスは「チャイナ」「グローバルREIT」が上位

 一方、個別ファンドで過去1年間のトータルリターンを検証すると岡三アセットマネジメントが運用する「DCチャイナ・ロード」が43.26%でトップになった。続いて、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「DC日産株ファンド」が42.13%、みずほ投信投資顧問の「ファンド・コロワイド(DC年金)」が42.05%、三菱UFJ投信の「三菱UFJ先進国REITインデックスF」の38.53%が続いた。ランキング上位では、国内大型株に投資するファンドのパフォーマンスが好調だった。

DC専用ファンド・トータルリターン(1年)ランキング(2014年2月末)

出所:モーニングスター作成

DC専用ファンドの最大規模は「野村 外国株式インデックスF」

 また、純資産総額上位は、第1位が「野村 外国株式インデックスF(確定拠出年金)」(野村アセットマネジメント)で約1245億円となった。第2位は「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」(三菱UFJ投信)の約1152億円、第3位は「DIAM 外国株式インデックスF」(DIAMアセットマネジメント)の約1007億円となった。これらの純資産総額が1000億円を超えた3本は、いずれも信託報酬等(税込)が年0.3%以下に抑えられているほか、トータルリターン(1年)が15%~26%と、過去の運用成績にも優れていることがわかる。

DC専用ファンドの純資産総額ランキング(2015年2月末現在)

出所:モーニングスター作成

最大の資金流入は三井住友TAM「分散投資コア戦略ファンドA」

 過去1年間の純資金流入額では三井住友トラスト・アセットマネジメントの「分散投資コア戦略ファンドA」(純資金流入額は約182億円)、「分散投資コア戦略ファンドS」(同145億円)が大きく伸びた。「三井住友・DC年金日本債券インデックスF」(三井住友アセットマネジメント)(同100億円)の3本が年間で100億円を超える資金流入になった。

DC専用ファンド過去1年間の純資金流入額ランキング(2015年2月末)

出所:モーニングスター作成

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