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DC専用ファンド(2015年4月)、国内債券やバランスへの資金流入が続く

2015-05-19

 DC専用ファンドの2015年4月の純資金流出入額(推計値)は、国内債券に約44億円の資金流入超となり、次いでバランスに約35億円、REITに約10億円の流入超となった。一方で、先進国株式と国内株式からはそれぞれ約45億円、約26億円の資金流出超だった。株式ファンドへの資金流入は3月に回復したものの、4月には一転して資金流出となっている。一方、DCファンドで主流のバランスファンド、また、根強いニーズがある国内債券やREITについては安定的に資金流入が続いている。

DC専用ファンドの資産分類別1カ月間の純資金流入額(2015年1月~4月)

※純資金流出入額はモーニングスターによる推計値
出所:モーニングスター作成

また、DC専用ファンド全体での2015年4月末の資産配分状況は、株式ファンド43%、債券ファンド24%、バランスファンドに32%という割合で、3月末の比率と比較して大きな変化は見られなかった。

DC専用ファンドの純資産総額比率(2015年4月末)

出所:モーニングスター作成

■個別ファンドの資金流入額では低コストの国内債券、バランスが優位

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング(推計値)を個別ファンドで見ると、第1位は三井住友トラスト・アセットマネジメントの「DC日本債券インデックスオープンS」で約15億円の資金流入となった。第2位に「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」、第4位に「同(成長型)」、第5位に「同(安定型)」(三菱UFJ投信)と、「バランス」に属するファンドが上位にランクインした。信託報酬等が低く、運用コストを抑えたファンドが好まれる傾向にある。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

※2015年4月末時点
※純資金流出入額はモーニングスターによる推計値
出所:モーニングスター作成

■ファンドのパフォーマンスは引き続き中国株、国際REITの好調目立つ

 個別ファンドのパフォーマンスでは、過去1年間のトータルリターンは、「DCチャイナ・ロード」(岡三アセットマネジメント)、「DCニュー・チャイナ・ファンド」(三井住友アセットマネジメント)など中国株に投資するファンド、また、「三菱UFJ<DC>先進国REITインデックスF」(三菱UFJ投信)、「野村 世界REITインデックスF(確定拠出年金)」(野村アセットマネジメント)など国際REITに投資するファンドが上位を占めた。

 特定の日本株に投資するファンドも好調で、「ファンド・コロワイド(DC年金)」(みずほ投信投資顧問)や「DC日産株ファンド」(三井住友トラスト・アセットマネジメント)などもランクインした。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

※2015年4月末時点
出所:モーニングスター作成

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