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DC専用ファンド(2015年10月)、バランスへの資金流入が約189億円に拡大

2015-11-13

 DC専用ファンドの2015年10月の純資金流出入額は約363億円だった。今年最高の資金流入額となった9月(約500億円)の水準には及ばないものの、高い水準でファンドへの資金流入が続いている。

 その中でバランスへの流入額が約189億円と6月(約223億円)以来の高水準となった。また、国内株式は約41億円の資金流入となり、流入規模は9月(約171億円)の4分の1の水準と小さくなったものの、6カ月連続での資金流入超となっている。

※10月の純資産流入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 DC専用ファンド全体での2015年10月末の資産配分状況は、株式ファンド43%、債券ファンド22%、バランスファンドに33%という割合で、9月末と比較して株式ファンドが1ポイント増加、債券ファンドが2ポイント減少した。DC専用ファンド全体の純資産総額は約3兆6297億円と9月末(約3兆3809億円)比で約2488億円増加した。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)

 ファンド分類別には、バランスファンドの残高増が続く一方、債券ファンドの残高は減少傾向にある。今年3月末と10月末を比較すると、全体の純資産総額は3.01%増のところ、株式ファンドの残高は3.69%増、債券ファンドは4.83%減、バランスファンドは8.04%増。バランスファンドの中では、ターゲットイヤーの残高伸び率(約11%)が目立っている。


出所:モーニングスター作成

個別ファンドの資金流入額は三井住友トラストAMの運用ファンドが上位独占

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングを個別ファンドで見ると、三井住友トラストアセットマネジメントが運用するファンドが第1位~第7位を独占した。トップは「分散投資コア戦略ファンドS」で、7ファンド中で6ファンドがバランスファンドだった。その他、第8位に三菱UFJ国際の「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」が入るなど、資金流入額上位10銘柄中7銘柄はバランスファンドになっている。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

※2015年10月末時点、純資産流入額は推計値
出所:モーニングスター作成

パフォーマンス上位に中国株・日本株ファンドが並ぶがリターンの水準は低下

 個別ファンドのパフォーマンスでは、過去1年間のトータルリターンは、「DCチャイナ・ロード」(岡三アセットマネジメント)が前月に続いて1位を継続した。第3位に入った「DCニュー・チャイナ・ファンド」(三井住友アセットマネジメント)と合わせ、中国株に投資するファンドが上位に定着している。ただ、トータルリターンの水準は、同じ「DCチャイナ・ロード」は7月末時点では66.41%だったものが36.15%、「DCニュー・チャイナ・ファンド」も40.84%から14.68%と、中国株ファンドのリターンの水準は低下した。

 同様に日本株に投資するファンドも7月末時点のトータルリターン(1年)は上位10銘柄中6銘柄を占め、その全てが30%を超えていたが、10月末には15%以下(特定株式に投資する「ファンド・コロワイド(DC年金)」除く)になった。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

※2015年10月末時点、純資産流入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 

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