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JTBベネフィット、従業員1名から企業の掛け金負担なくスタートできる「選択型401k」で福利厚生サービスを強力にバックアップ

2015-12-07

JTBベネフィット
企画開発本部 小川昌仁氏(右)
経営企画部 内山哲郎氏(左)

 JTBグループで福利厚生アウトソーシングサービスを提供するJTBベネフィット(東京都江東区)は2015年11月19日から、SBIベネフィット・システムズとの提携によって「選択制企業型確定拠出年金制度(401k)」導入支援サービスを開始した。企業の間で高まる「人材募集」や「離職防止」のために福利厚生を充実したいというニーズに対し、「1人からでも加入できる企業型DC制度」として「選択制401k」を提案するという。JTBベネフィットの企画開発本部シニアマネージャーの小川昌仁氏(写真:右)と、経営企画部の内山哲郎氏(写真:左)に、新サービス導入の経緯と今後の展望について聞いた。

「選択制401k」導入支援サービスを提供開始された狙いは?

小川 会員制の福利厚生サービス「えらべる倶楽部」によって、生活、レジャー、旅行の分野で会員特典のあるサービスを提供してきましたが、「生活」の分野で暮らしとお金を考える上で、DC制度は、重要かつ不可欠なサービスであると考えました。

 SBIベネフィット・システムズが運営管理機関として制度運営している「ゆとりライフ401kプラン」を、「選択制401k」として提供することによって、導入企業の体力に合った年金制度を簡便に提供することができます。また、「選択制401k」の導入によって、企業が軽減した社会保険料を原資に「えらべる倶楽部」のサービスを導入し、社員の福利厚生の充実を図ることもできます。

 中小企業の経営者の方々から、「人材の募集や離職防止のために福利厚生を充実したいが、経費が増えるために断念している」という話を良く聞きます。今回の「選択制401k」は、会社が掛金負担することなく、社員の自由な選択によって給与の一部減額分を掛金として老後資金(じぶん年金)の形成ができる制度です。また、従業員1名から制度導入ができるため、ほとんどの企業様に検討いただけるサービスになっています。

「選択制401k」の具体的な内容は?

小川 現行給与を減額し、減額分と同額の「生涯設計手当」を新設します。この生涯設計手当は、一部または全額をDCの掛金とするか、給与として受け取るかを従業員が選択することができます。従業員がDC掛金を選択した場合、従業員本人と企業がともに社会保険料の削減効果を享受でき、更に従業員本人は税金(所得税・住民税)も削減できます。生涯設計手当のDC掛金の金額見直しは毎年1回可能であり、掛金は月額3000円以上1000円単位で指定することができます。(但し、一度選択すると掛金を0円にすることはできません。

 もちろん、DC掛金は60歳以降にしか受け取ることができませんが、従業員は加入当年度から節税や社会保険料の負担減の効果を加入期間にわたって受けられます。企業にとっては、制度導入による事務手数料の負担が新たに必要になりますが、それは社会保険料負担の減額メリットを考えると、ほとんどの場合新たな負担なく制度を導入・運営していくことができます。

 さらに、制度設計にあたって、新たに会社拠出のDC掛金を創設することもできます。会社拠出のDC掛金を3000円とすると、従業員は選択制でDC掛金を選んだ場合でも掛金ゼロ円という変更が可能になります。年度替わり等の給与改定に合わせて、会社拠出型のDC制度を検討いただくこともできると思います。

 運用商品は「ゆとりライフ401kプラン」に準じますが、加入者メリットを優先し、できる限り中立公正に選定しています。元本確保型は定期預金で4本、投資信託は29本と充実しています。

企業型DC制度では加入者向けの投資教育が課題とされてきていますが、その点での取り組みは?

小川 投資教育については、SBIベネフィット・システムズが提供しているオンライン・コンテンツやスターターキットによって基本的な内容について情報提供します。

 さらに、個別の投資セミナー等を希望なさる企業向けには、従来も「えらべる倶楽部」を通じてライフプランセミナー、資産形成セミナー等を実施してきている実績があります。また、全国のFPとの提携ネットワークもありますので、別途料金のご相談はさせていただきますが、投資セミナーや資産運用相談会など、より充実した加入者向けの投資教育コンテンツを提供することもできます。

今回、「選択制401k」が加わったことによって、御社の福利厚生サービスは、どのようなラインナップになったのですか?

内山  「選択制401k」は、従来の福利厚生アウトソーシングサービス「えらべる倶楽部」の枠組みの外に設けたサービスです。「選択制401k」だけを単独で導入していただくことも可能です。

 「えらべる倶楽部」は、現在、約1400法人、約320万人にご利用いただいています。サービスの特徴としては、JTBが培ってきた旅行関連サービスが充実し、JTBだからこそご用意できる優先宿泊プランなどがご利用いただけますが、予約から会員特典を反映した決済までの手続きが簡便でスムーズであることも会員の方々の満足度が高い理由のひとつです。

 また、特に健康とコミュニケーションという部分でサービス内容を重視し、企業の福利厚生サービスに取り入れる内容として相応しいメニューが充実していることも特徴です。全国で毎年200本以上開催している著名人による講演会は、その内容や講師の充実度において抜群であるとご支持いただいています。多岐にわたるサービスを必要に応じて使っていただくため、サービス内容の検索が簡単にできる会員専用サイト、また、スマートフォン向けアプリの提供にも力を入れ、定期情報誌の内容も充実させています。

 さらに、健康支援サービスについては、健診代行やストレスチェック、生活習慣改善支援サービスなど、「えらべる倶楽部」とは独立したサービスメニューも提供しています。

 今回の「選択制401k」導入支援サービスが加わることで、在職中の福利厚生充実から定年退職後まで長期に渡って従業員の満足を高め、人材の活性化に繋げるサポートをさせていただけるようになります。

今後の取り組みは?

小川  「選択制401k」は11月18日に発表したばかりですが、各方面から多数のお問い合わせをいただいています。企業にとっては人材確保、離職防止のために、福利厚生の充実を図りたいという切実な事情があると感じました。「選択制401k」は、企業に掛金の負担がなくとも従業員の老後の備えをバックアップできる、かつ、コストダウン経営が求められる中で社会保険料の節減効果もあるという一石二鳥のメリットがあります。さらに、当社の「えらべる倶楽部」を合わせてご検討いただくことで、どのような規模の企業でも大企業並みの福利厚生を提供することができるのです。

 また、「選択制401k」をベースに、企業名やグループ名を冠した独自のDC制度を立ち上げたいというご要望も受けています。全国にフランチャイズ展開する企業グループがグループ連携の象徴として一つの企業年金制度を導入したいというお話なのですが、そのようなご要望には、単独型として独自の付加価値を設けた制度設計も可能です。

 そして、病院など女性の多い職場で導入したいというお問い合わせもあります。DC制度は自分名義の資産を作っていく制度ですので、一般的に男性よりも老後の備えが手薄になりやすい女性の方々が「じぶん年金」として積み立てていくニーズに応えられます。さらに、「選択型401k」は契約社員等の非正規雇用の従業員の方々も加入対象に加えることが可能です。

 「選択制401k」活用法を幅広く提案していくことで、多くの企業様にメリットをご理解いただくとともに、より優秀な人材の採用・定着の一助となれるよう営業活動を展開していきます。

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