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DC専用ファンド(2016年6月)、純資金流入額2カ月連続減だが国内債券への資金流入拡大

2016-07-11

 DC専用ファンドの2016年6月の純資金流入額は約287億円と、5月の337億円から減少し、4月の約635億円を直近ピークとして2カ月連続で減少した。世界の株式市場や為替市場が不安定な動きとなる中、国内株式や外国株式への投資が低調。資産クラス別ではバランスが約115億円の純資金流入となり引き続き最大の流入規模になった。また、国内債券が約78億円の純資金流入と資金流入が目立っている。

※6月の純資産流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 DC専用ファンド全体での2016年6月末の資産配分状況は、株式ファンド39%、債券ファンド25%、バランスファンドに34%という割合で、5月末と比較して株式ファンドが2ポイント減少し、債券ファンドが1ポイント増加した。6月は月間でTOPIX(東証株価指数)や、先進国株式の代表的なインデックスであるMSCIコクサイ インデックス(円換算ベース)がそれぞれ約1割下落するなど、株価下落によって純資産総額も減少した。DC専用ファンド全体の純資産総額は約3兆4800億円と5月末(約3兆6639億円)比で約1839億円減少した。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)

出所:モーニングスター作成

資金流入額のランキング上位は国内債券インデックスファンドが目立つ

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングを個別ファンドで見ると、トップに三井住友トラスト・アセットマネジメント(三井住友TAM)の「DC日本債券インデックスオープンS」、第3位に三菱UFJ国際投信の「三菱UFJ国内債券インデックスファンド(DC)」がランクインするなど、国内債券インデックスファンドへの資金流入が目立った。また、第2位に三菱UFJ国際投信の「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」、第4位に同「三菱UFJプライムバランス(安定型)DC」、5位に三井住友TAMの「インデックスコレクション(バランス株式30)」など、バランスファンドも根強いニーズがある。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

※2016年6月末時点、純資産流入額は推計値
出所:モーニングスター作成

パフォーマンス10傑は国内債券ファンドがランキング上位を席巻

 個別ファンドのパフォーマンスは、過去1年間のトータルリターンでトップになった野村アセットマネジメントの「大塚グループ株式F(確定拠出年金向け)」を除くと、第2位以下は国内債券ファンドが占めた。トップ10にランクインした国内債券ファンドは、インデックス型、アクティブ型ともにトータルリターン(1年)が8%を超える成績になっている。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

※2016年6月末時点、純資産流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

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