DCニュース

 

DC専用ファンド(2016年7月)、純資金流入額が300億円台を回復

2016-08-05

 DC専用ファンドの2016年7月の純資金流入額は約312億円と、6月の285億円から回復した。6月下旬のBrexit(英国のEU離脱)問題などで、世界の株式市場や為替市場が不安定な動きとなる中、国内株式や外国株式への投資が低調だったことと比較すると、投資マインドの改善がみられる。資産クラス別ではバランスが約109億円の純資金流入となり引き続き最大の流入規模になった。


※7月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 DC専用ファンド全体での2016年7月末の資産配分状況は、株式ファンド40%、債券ファンド24%、バランスファンドに34%という割合で、6月末とほぼ変わらなかった。DC専用ファンド全体の純資産総額は約3兆6,316億円と6月末(約3兆4,800億円)比で約1,516億円増加した。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)

出所:モーニングスター作成

■資金流入額のランキング上位はバランス、国内債券ファンドが目立つ

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングを個別ファンドで見ると、トップに三井住友トラスト・アセットマネジメント(三井住友TAM)の「分散投資コア戦略ファンドS」、2位に「DC日本債券インデックスオープンS」、第3位に三菱UFJ国際投信の「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」がランクインした。引き続き、バランスファンドや債券ファンドに根強いニーズがある。

 一方、野村アセットマネジメントの「野村 J-REITファンド(確定拠出年金)」が第4位、DIAMアセットマネジメントの「DIAM 外国株式インデックスF<DC年金>」が第6位にランクインするなど、REIT(不動産投資信託)や外国株式にも資金が入り始めている。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

※2016年7月末時点、純資金流入額は推計値
出所:モーニングスター作成

■パフォーマンス トップ10はJ-REITファンドがランキング上位に進出

 個別ファンドの過去1年間のトータルリターンは、トップになった野村アセットマネジメントの「大塚グループ株式F(確定拠出年金向け)」や第10位の「野村 日本国債インデックスF(確定拠出年金)」を除くと、第2位以下はJ-REITファンドが占めた。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

※2016年7月末時点、純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

バックナンバー

2014 | 2015 | 2016 | 2017