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DC専用ファンド(2016年9月)、国内債券やREITへの資金流入が細る

2016-10-11

 DC専用ファンドの2016年9月の純資金流入額は約239億円と、8月の約287億円から減少した。6月~7月に資金流入額が月間で60億円を超えていた国内債券への流入額が、8月の約34億円から、9月はさらに減少し約17億円になった。REITへの資金流入額も7月の21億円から9月は約10億円と半減している。一方、国内株式や先進国株式など株式ファンドへの資金流入は横ばいだった。また、バランスが約89億円の純資金流入となり引き続き資産クラス別では最大の流入規模になった。

※9月の純資金流入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 DC専用ファンド全体での2016年9月末の資産配分状況は、株式ファンド40%、債券ファンド24%、バランスファンドに34%という割合で、8月末とほぼ変わらなかった。DC専用ファンド全体の純資産総額は約3兆6,460億円と8月末(約3兆6,453億円)と変わらなかった。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)

出所:モーニングスター作成

■資金流入額のランキング上位はバランス型とインデックスファンド

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングを個別ファンドで見ると、第1位は三菱UFJ国際投信の「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」がトップで、DC専用ファンドの純資産残高の順位でもトップとなっている。次いで、三井住友トラスト・アセットマネジメント(三井住友TAM)の「分散投資コア戦略ファンドS」、第3位は同じく三井住友TAMの「インデックスコレクション(バランス株式30)」。この上位3ファンドは、バランス型ファンドへの資金流入が続くこの3カ月連続で、ランキング上位の常連になっている。

 一方、第4位~6位は、大和投資信託の「DCダイワ外国債券インデックス」、DIAMアセットマネジメント(※)の「DIAM外国株式インデックスF<DC年金>」、野村アセットマネジメントの「野村 外国株式インデックスF(確定拠出年金)」と、外国債券や株式に投資するインデックスファンドがランクインした。バランス型ファンドに次いで外国資産を対象としたインデックスファンドに根強い人気がある。
※10月1日より、DIAMアセットマネジメント、みずほ投信、新光投信は「アセットマネジメントOne」に変更となりました。以下、文中及び図表同様。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

※2016年9月末時点、純資金流入額は推計値
出所:モーニングスター作成

■パフォーマンスは2カ月連続でJ-REITファンドがランキング上位を席巻

 個別ファンドのパフォーマンスは、過去1年間のトータルリターンでトップ10のうち、8本がJ-REITファンドが占めた。8月に続き2カ月連続でJ-REITファンドが上位を席巻している。一方、トップは野村アセットマネジメントの「大塚グループ株式F(確定拠出年金向け)」、そして、第4位に日興アセットマネジメント「インデックスF海外株式H有(DC専用)」が入り、J-REITファンド一辺倒とは異なる動きも出てきている。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

※2016年9月末時点、純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 

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