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DC専用ファンド(2016年11月)、資金流入が細る国内株式は1年ぶりに資金流出

2016-12-07

 DC専用ファンドの2016年11月の純資金流入額は約29億円と、15年4月(約32億円)以来の低水準になった。国内株式への資金流出額が約71億円となり、昨年11月(約52億円の資金流出)以来の資金流出になった。また、REITも約2億円の資金流出となり、昨年8月以来の資金流出だった。一方、資金流入はバランスの約61億円が最大で、全般に資金流入は低調だった。

※11月の純資産流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 DC専用ファンド全体での2016年11月末の資産配分状況は、株式ファンド41%、債券ファンド23%、バランスファンドに34%という割合で、10月末とほぼ変わらなかった。DC専用ファンド全体の純資産総額は約3兆8,934億円と10月末(約3兆7,395億円)から1,539億円増加。純資産総額は、過去2年間で最高になった。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)

出所:モーニングスター作成

■資金流入額トップは三井住友TAM「インデックスコレクション(バランス株30)」

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングを個別ファンドで見ると、第1位は三井住友トラスト・アセットマネジメント(三井住友TAM)の「インデックスコレクション(バランス株式30)」が10月の3位からランクアップ。2位は三菱UFJ国際投信の「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」で、前月は1位だった。3位の「野村 外国株式インデックスF(確定拠出年金)」(野村アセットマネジメント)は、前月はベスト10圏外からジャンプアップした。

 現在、個人型iDeCoでは、信託報酬の低いファンドを重点的に品揃えするプランの運用商品変更が活発に行われている。純資金流入額上位10本は、信託報酬の最高でも0.54%と年1%を超える銘柄がなくなった。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

※2016年11月末時点、純資産流入額は推計値
出所:モーニングスター作成

■パフォーマンスはトップ10が前月とまったく同じ順位

 個別ファンドのパフォーマンスは、過去1年間のトータルリターンでトップは、前月に続いてアセットマネジメントOne「ファンド・コロワイド(DC年金)」。2位が、野村アセットマネジメントの「大塚グループ株式F(確定拠出年金向け)」、3位にアセットマネジメントOne「MHAM日本成長株ファンド<DC年金>」など、上位10銘柄は順位が前月と完全に同じになった。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

※2016年11月末時点、純資産流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

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