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SBI証券のiDeCo、ネット専業の経験を踏まえて活用しやすい実績No.1のプランをブラッシュアップ

2016-12-09

SBI証券 投資信託部
部長 瀬畑史郎氏(左)
課長代理 仲岡由麗江氏(右)

 SBI証券は11月29日にiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の運用商品にファンド6本を追加した。合計の運用商品数は62本となり、業界最大の運用商品数になっている。また、17年3月までは運営管理機関手数料を無料にするなど、運用コスト面でも低廉なプランを提供している。同社のiDeCoの特徴についてSBI証券の投資信託部長の瀬畑史郎氏(写真:左)と投資信託部課長代理の仲岡由麗江氏(写真:右)に聞いた。

iDeCoの運営管理機関手数料について17年3月までは資産残高を問わず無料にしているが、運営管理機関手数料についての考え方は?

瀬畑 運営管理機関手数料の無料キャンペーンを17年3月まで行っているが、無料期間の延長や運用資産残高50万円以上で運営管理機関手数料を無料としている現行の措置についても、資産残高の水準、および、運営管理機関手数料の水準について、様々な角度から検討しているところだ。

 現在、当社の個人型確定拠出年金のシェアは、加入者数で業界トップクラスになっている。手数料水準や運用商品数など、サービス全般を評価していただいて、多くの方々にご利用いただいていると考えているので、今後も、皆さまから最もご利用いただけるiDeCoとしてのポジションを保持できるようにしたい。

運用商品数は62本となり、iDeCoの中で最大の運用商品数になっている。ラインアップの考え方は?

瀬畑 2005年から個人型確定拠出年金のサービスを開始したが、この10年間で運用商品のコスト水準が大きく変わり、また、運用商品に対するニーズも変化している。加入対象者拡大の法改正を受け、お客さまのニーズを満たすべく商品ラインアップの拡充を検討した結果、低コストのインデックスファンドと、取り扱いのなかったカテゴリーの商品ラインアップの拡充を進めた。

 インデックスファンドは、低コストの国内外株式・債券・リート、新興国株式・債券、そして、バランス型ファンドも品揃えを拡充した。また、新しいカテゴリーとしては、リスクを抑えた運用を行うアクティブファンドやコモディティなどを追加している。

 ファンドのラインアップは、独立系証券会社として、グループの運用会社にこだわらず、商品の品質に焦点をあて、幅広い運用会社から選定している。一般の投資信託で人気のある商品群についても、長期運用の観点で相応しい商品をラインアップに加えた。充実したラインアップになっていると思う。

その他、資産形成をサポートするサービスの特徴は?

瀬畑 インターネット専業でサービス提供してきた経験を活かし、ネットを通じた情報提供やコールセンターの対応力は、お客さま満足度の高いサービスを提供していると思う。たとえば、商品選択については、ファンド検索機能を使っていただくことによって、ご自身の希望に適う商品を絞り込むことができる。

 ファンド検索機能は、モーニングスター社のファンドデータを活用したトータルリターンなどのランキングや、購入金額・件数、連続資金流入上位などファンドの利用状況など、様々な角度から比較検討できるようにしている。パフォーマンスは複数のファンドを一覧で比較したり、過去の値動きのチャートを見比べて比較することもできる。

 投資信託では、ファンド選択をサポートするツールとしてロボットアドバイザー「SBI-ファンドロボ」を提供しているが、この機能をiDeCo向けにカスタマイズして提供することも検討している。また、iDeCoを使った資産形成の考え方について分かりやすく解説する動画を、FP(ファイナンシャルプランナー)の協力を得て配信している。投資ツール・啓蒙コンテンツは、引き続き拡充していく考えだ。

 一方、対面での相談をご希望の方には、グループ会社であるSBIマネープラザでiDeCoの制度説明や活用方法のセミナーを随時行っている。東京・大阪・福岡の会場で毎週のように制度活用をテーマにした「確定拠出年金セミナー」を実施しているが、ほぼ満席になる盛況だ。このセミナーでは、個別の資産運用相談会も開催しているため、NISA(少額投資非課税制度)など他の口座も使った総合的な資産形成アドバイスが受けられる。

iDeCoについての反響は?

仲岡 9月下旬からiDeCoの新規加入対象者である方々の事前受付を開始したが、想定を上回るお申込みを受け付けた。また、今回の制度改正がメディアで広く取り上げられている効果だと思うが、第1号被保険者の方や企業年金のない会社員の方々といった、既存のiDeCo加入対象者の方々からも資料請求が増えている。

 これまでにお問い合わせをいただいた方々は、金融リテラシーも高く、情報に対する感度も高い方々だと思うが、iDeCo加入者のすそ野が広がるほどに、友だちが加入していて関心を持ったなど、投資経験のない方も含めて幅広い考え方の方々がiDeCoを使いたいと考えるようになると思う。実際に、iDeCoの税制メリットを考えれば、資産形成手段として誰もが使うべき制度だという思いを強くしている。

 引き続き、投資経験のない方々にも分かりやすい情報提供に努め、iDeCoの普及活動を積極的に展開していきたい。

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