DCニュース

 

大和証券のiDeCo特設サイト、動画を使った解説や税制メリット計算など、わかりやすく役に立つコンテンツが充実

2016-12-29

大和証券 確定拠出年金ビジネス部
部長 松村健一氏(左)
次長 堀健二氏(右)

 大和証券のiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)情報提供サイトが充実している。iDeCoについて動画でわかりやすく制度内容を解説するコンテンツや、マンガを使った「これからはじめる積立投資」、そして、税制メリットを具体的に計算できる「つみたてシミュレーション」など、わかりやすいだけでなく、使って役立つコンテンツ構成になっている。iDeCo関係の情報提供について、同社確定拠出年金ビジネス部長の松村健一氏(写真:左)と、同部DC企画課次長の堀健二氏(写真:右)に聞いた。

iDeCo向けに充実した情報提供を実施している狙いは?

松村 当社は「お客様のマネーライフに寄り添うパートナーへ」をコンセプトに活動しており、iDeCoは20代の若年層から積立投資を考える良いきっかけになると考えている。NISAの導入によって新たに証券口座を開いてくださったお客さまも少なくなく、NISAに加え2017年1月から加入対象者が大きく広がるiDeCoの普及を通じて、証券貯蓄の流れを広げたいと考えている。

 実際に、NISAの普及活動では、当社とお取引をいただいているシニア世代のお客さまから、NISAやジュニアNISAをきっかけに「子どもに証券投資をすすめたい」というお話を多くいただいた。親の世代からの働きかけによって、30代、40代のお客さまが当社に来ていただける良いきっかけになった。

 iDeCoは60歳未満の方を対象にした老後の資産形成を行うための税制優遇のある制度であり、20代のように若い世代から始めれば始めるほど、より長期間にわたってメリットが受けられる。制度に関してしっかり情報を伝えることによって、より多くのお客さまに関心を持っていただけると考えている。

 情報提供サイトの構築にあたっては、2001年の確定拠出年金制度スタート以来、企業型確定拠出年金を中心として制度運営に携わってきた経験を活かし、よりわかりやすく、実際に役に立つと実感してもらえるコンテンツの提供に力を入れた。特に、わかりやすさの部分では、動画を多く活用した。グループ会社にスタジオを持っている強みを活かし、日々の市況解説などを制作している専属スタッフの協力を得て、iDeCoに関する複数の動画を作って、いつでも手軽に見ていただけるようにしている。

動画は複数のシリーズがあるが、シリーズ構成は?

堀 今年4月以降、3本の動画を公開している。まず、確定拠出年金法の改正案が国会で議論されていた4月に、制度の基本的な内容と、資産運用の基礎について解説する動画を公開した。動画は8つのパートに分けられており、それぞれが6~7分のコンパクトな長さとなっている。

 動画はiDeCo特設サイトトップページの「動画で学ぶ」から視聴可能で、お客さまが見たいパートから視聴できるようになっている。また、スマートフォンにも対応し、「いつでも・どこでも・手軽に」視聴できるような環境を整えた。

 次に、改正確定拠出年金法が公布されたことを受け、8月には「公務員のための個人型DCセミナー」をWeb上でライブセミナーとして開催し、開催後その内容をオンデマンドで視聴可能な動画コンテンツとして公開している。セミナー講師には、大和総研の研究員で「NISA、DCから一括贈与まで 税制優遇商品の選び方・すすめ方」という著書もある是枝俊悟を起用した。

 セミナーの内容は、「公務員の老後にまつわる制度改正」「個人型確定拠出年金(DC)のしくみ」「個人型DCの税制メリットとは?」「老後資産を形成するならどの制度? 他の制度・商品も併せて検討する」「まだまだ『老後』のイメージがつかない方へ」とし、法改正により新たにiDeCoへの加入が可能となる公務員の方がいつ視聴してもわかりやすく学べる内容にした。

 そして、11月30日の「年金の日」に合わせて、社会保険労務士でファイナンシャルプランナーとして活躍されている井戸美枝さんを講師に迎えて、「これから始めるiDeCo」をテーマにiDeCoセミナーをオンラインで実施し、動画コンテンツ化した。

 セミナーの内容は、「わたしたちの老後」「iDeCoの制度概要」「iDeCoと税制メリット」「ケーススタディ」「iDeCoとNISA」とし、ケーススタディを交えながらライフプランニングの考え方についてわかりやすく解説していただいた。

 このように、その時々で必要とされる情報をコンパクトな動画にまとめ、どなたにでも無料でご覧いただけるコンテンツとして公開してきた。今後も適宜、動画コンテンツの拡充を図っていきたい。

 また、動画以外でも、今年9月に公開した「これからはじめる積立投資」は、iDeCoとNISAをはじめとした積立投資について手軽に学べるWebコンテンツとして構成し、「マンガで読む! つみたての森」は、20代、30代、40代のお金の悩みに答えるというカタチで積立投資の活用法をわかりやすく解説している。

加入者向けサイトの内容は?

松村 ダイワ年金クラブの加入者向けWEBサイトでは、トップページを見ただけで、現在の運用の状況を一目で理解していただけるような工夫をしている。資産評価額や損益は日々更新し、運用利回り等は毎月更新している。過去から現在までの資産状況を時系列で確認するためのページは、過去5年間の資産評価額の動きと掛金の推移等をグラフで確認できる。

 また、運用商品については、投資対象や運用商品のパフォーマンスを比較したり、運用商品ごとの詳細な情報を確認できるなど、全般にわかりやすい情報提供に努めている。

今後の情報提供への取り組みは?

松村 当社のiDeCo特設サイトからは、動画で学んだり、当社プランの運用商品一覧を確認することもでき、オンラインで資料請求もできる。ただし、制度の理解が進んでも加入してもらわないと普及は進まない。最近は加入手続きについてのお問い合わせも増えているので、動画の活用も含め加入手続きをわかりやすく案内することは課題であると考えている。

 iDeCoやNISAをきっかけに、証券貯蓄に興味を持っていただいたお客さまには、大和証券が提供している様々なコンテンツを利用していただき、世界の金融市場に対する理解を一層深めていただきたい。引き続き、わかりやすいコンテンツの提供を続けることで、制度の理解を促し、また、資産運用についての基本的な考え方を広め、「証券貯蓄」の普及に努めていきたい。

バックナンバー

2014 | 2015 | 2016 | 2017