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DC専用ファンド(2017年2月)、資金流入額の低調続くが純資産総額は史上初4兆円乗せ

2017-03-09

 DC専用ファンドの2017年2月の純資金流出額は約21億円と、16年12月の資金流出(約74億円)以来、2カ月ぶりに資金流出になった。16年11月(約20億円の資金流入)以来、4カ月連続で低調だった。国内株式への資金流出額が約13億円で4カ月連続の流出となった。また、国内債券は15年1月以降では初の資金流出(約22億円)、バランスも16年2月以来、1年ぶりに資金流出(約12億円)になった。

※2月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 DC専用ファンド全体での2017年2月末の資産配分状況は、株式ファンド42%、債券ファンド22%、バランスファンドに34%という割合で、1月末とほぼ変わらなかった。DC専用ファンド全体の純資産総額は約4兆191億円と、1月末(約3兆9,867億円)から324億円増加した。DC専用ファンドの純資産総額が4兆円を超えたのは初めて。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)

出所:モーニングスター作成

資金流入額の上位の顔ぶれが大幅に変更、「バランス」より「インデックス」

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングの顔ぶれが大幅に入れ替わった。運営管理機関は、17年1月からiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の加入対象者が大幅に増えたことに合わせて、iDeCoプランの見直しを一斉に実施。iDeCoを通じた資金流入によってランキングが動いた可能性がある。これまで資金流入額ランキングで上位を占めていたバランスファンドが後退し、代わってインデックスファンドがランキング上位に連なるようになっている。

 第1位はニッセイアセットマネジメントの「DCニッセイ外国株式インデックス」。第2位から4位までは野村アセットマネジメントのインデックスファンドがランクインした。また、個人投資家に人気があるということで、iDeCoのラインアップに採用されている「ひふみ年金」(レオス・キャピタルワークス)が初めてトップ10にランクインした。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

※2017年2月末時点、純資金流入額は推計値、6位「ひふみ年金」は運用実績1年未満
出所:モーニングスター作成

パフォーマンスのトップは3カ月連続で「DCダイワ新興国株式ファンダメンタル」

 個別ファンドの過去1年間のトータルリターンでトップは、3カ月連続で大和投資信託「DCダイワ新興国株式ファンダメンタル」。2位は5カ月連続で野村アセットマネジメント「大塚グループ株式F(確定拠出年金向け)」になった。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

※2017年2月末時点、純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

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