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DC専用ファンド(2017年4月)、株式ファンドへの資金流入が途絶え資金流入額は低調に

2017-05-12

 DC専用ファンドの2017年4月の純資金流出額は約199億円と、前月の資金流入額(約482億円)から大きく減少した。バランスファンドへの資金流入額が約109億円で前月(約216億円)から半減。また、国内株式、先進国株式への資金流入額も、それぞれ1億円、6億円と大きく落ち込んだ。ただ、前月に続いて9つのカテゴリーすべてが資金流入になった。

※4月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 DC専用ファンド全体での2017年4月末の資産配分状況は、株式ファンド42%、債券ファンド22%、バランスファンドに34%という割合で、3月末と変わらなかった。DC専用ファンド全体の純資産総額は約4兆1,158億円と、3月末(約4兆665億円)から493億円増加した。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)

出所:モーニングスター作成

■資金流入額のべスト10の半数は「バランス」が占める

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングは、引き続きバランスファンドが上位を占め、国内債券ファンドがベスト10にランクインしてきた。

 トップは、三井住友トラスト・アセットマネジメント(三井住友TAM)の「分散投資コア戦略ファンドS」。第2位には前月トップの「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」(三菱UFJ国際)がつけた。5位の「DC世界経済インデックスファンド」(三井住友TAM)、6位の「インデックスコレクション(バランス株式30)」(三井住友TAM)、7位に「マイバランス70(確定拠出年金)」(野村アセット)がランクインするなど、バランス型がベスト10の半分を占めた。

 その他は、個別資産クラスに投資するインデックスファンドだが、3位、4位、9位に三井住友TAMのインデックスファンドが占めて目立っている。また、資産クラス別では、国内債券のインデックスファンドが3本ランクインした。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

※2017年4月末時点、純資金流入額は推計値
出所:モーニングスター作成

■パフォーマンスのトップに「SBI中小型割安成長株ファンド<DC年金>」

 個別ファンドの過去1年間のトータルリターンでトップは、SBIアセットマネジメントの「SBI中小型割安成長株ファンド<DC年金>」。2位は前月まで4カ月連続トップだった大和投資信託「DCダイワ新興国株式ファンダメンタル」。

 3月は先進国の株式を投資対象とする「大和住銀 DC海外株式アクティブファンド」、「大和住銀 DC外国株式ファンド」や日本株ファンドがランキング上位を占めたが、4月は新興国株式ファンドがトップ10のうち4本を占めて目立っている。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

※2017年4月末時点、純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 

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