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DC専用ファンド(2017年5月)、バランス型の資金流入が倍増の反面で国内株式は資金流出

2017-06-09

 DC専用ファンドの2017年4月の純資金流入額は約267億円と、前月の資金流入額(約199億円)から拡大した。バランスファンドへの資金流入額が約247億円で前月(約109億円)から倍増した。一方、国内株式は約79億円の資金流出に転じた。国内株式が資金流出になるのは、17年1月(約87億円の流出)以来のこと。

※5月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 DC専用ファンド全体での2017年5月末の資産配分状況は、株式ファンド42%、債券ファンド22%、バランスファンドに35%という割合で、4月末と変わらなかった。DC専用ファンド全体の純資産総額は約4兆2,019億円と、4月末(約4兆1,158億円)から約861億円増加した。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)

出所:モーニングスター作成

■資金流入額のトップは野村アセットの「野村DC運用戦略ファンド」

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングは、トップに、野村アセットマネジメントの「野村DC運用戦略ファンド」(愛称:ネクスト10)が入った。バランス型ファンドだが、「世界の様々な指標の動きを計量的なアプローチを用いて分析し、リスク水準を一定範囲内程度に抑えつつ効率的に収益を獲得する」というリスクコントロール型の商品。近年に設定されるようになった新しいタイプの商品だ。資金流入額は100億円を超え、5月では飛びぬけて大きくなった。

 第2位には、同じく野村アセットの「マイバランスDC30」。信託報酬が年0.24%という低コストのバランスファンド。同様の低コストバランスファンドは、第5位の「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」(三菱UFJ国際)、第6位の「インデックスコレクション(バランス株式30)」(三井住友TAM)、第9位の「三菱UFJプライムバランス(安定型)DC」(三菱UFJ国際)など。また、低コストの国内債券インデックスファンドも加えると、純資金流入額ベスト10の中で6ファンドが信託報酬税込0.20%前後(0.17~0.25%)のファンドになった。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

※2017年5月末時点、純資金流入額は推計値
出所:モーニングスター作成

■パフォーマンスのトップは前月同様に「SBI中小型割安成長株ファンド<DC年金>」

 個別ファンドの過去1年間のトータルリターンでトップは、前月に引き続きSBIアセットマネジメントの「SBI中小型割安成長株ファンド<DC年金>」。2位も前月同様に大和投資信託「DCダイワ新興国株式ファンダメンタル」だった。以下、6位までを新興国株式ファンドが占めた。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

※2017年5月末時点、純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

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