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DC専用ファンド(2017年7月)、月間資金流入額270億円は前月比ほぼ半減

2017-08-08

 DC専用ファンドの2017年7月の純資金流入額は約270億円と、前月の資金流入額(約505億円)からほぼ半減した。その中でも、バランスへの資金流入額が約103億円で前月(約358億円)から3分の1以下の水準に激減している。バランスは前月が昨年4月以来の大幅な資金流入だっただけに、資金流入の減少幅の大きさが目立つ。一方、国内株式は約45億円の資金流入と3カ月ぶりに資金が流入に転じた。

※7月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 DC専用ファンド全体の純資産総額は約4兆3,556億円と、6月末(約4兆3,109億円)から約447億円増加した。国内株式の残高が初めて1兆円の大台に乗せた。DC専用ファンド全体での2017年7月末の資産配分状況は、株式ファンド42%、債券ファンド22%、バランスファンドに35%という割合で、6月末と変わらなかった。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)

出所:モーニングスター作成

■資金流入額のトップは「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングは、トップに、三菱UFJ国際投信の「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」、第2位は三井住友トラストアセットマネジメント(TAM)の「分散投資コア戦略ファンドS」だった。この2ファンドが1位、2位を占めるのは、今年に入って3回目(3月、4月、7月で、4月は「分散投資コア戦略ファンドS」がトップ)を数え、安定した人気を保っている。「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」の純資産残高1,629億円はDC専用ファンドでトップである。

 また、「ひふみ年金」が第10位にランクインした。運用するレオス・キャピタルワークスの藤野英人代表がテレビに出演し話題を集めた今年2月に資金流入額で第6位にランクインして以来だ。その時は月間で2億92百万円の流入だったが、今年3月以降は月間5億円程度の資金流入が継続し、人気が定着してきたようだ。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

※2017年7月末時点、純資金流入額は推計値
出所:モーニングスター作成

■パフォーマンスのトップは4カ月連続「SBI中小型割安成長株ファンド<DC年金>」

 個別ファンドの過去1年間のトータルリターンでトップは、前月に引き続き4カ月連続でSBIアセットマネジメントの「SBI中小型割安成長株ファンド<DC年金>」だった。同ファンドの1年トータルリターンは、月を追うごとに高まっている。2016年4月設定のため、1年間のトータルリターンが算出可能になった今年4月が26.12%、5月は35.53%、6月は50.37%となり、7月には52.09%にまで高まった。TOPIX(東証株価指数)とモーニングスター分類の「国内株式型」の単純平均と、パフォーマンスを比較すると、今年に入ってからのパフォーマンスが際立って優れていることがわかる。

「SBI中小型割安成長株ファンド<DC年金>」と「国内株式型」、TOPIXの比較チャート

出所:モーニングスター作成

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

※2017年7月末時点、純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

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