DCニュース

 

DC専用ファンド(2017年8月)、トータルリターン上位は中小型日本株ファンドと新興国株ファンド

2017-09-11

 DC専用ファンドの2017年8月の純資金流入額は約306億円と、前月の資金流入額(約275億円)から増加した。その中でも、バランスへの資金流入額が約111億円で前月(約108億円)と同等の水準で、前月に続きカテゴリーとしてトップの資金流入になった。一方、国内株式は約67億円の資金流入と7月(約46億円の流入)より資金流入額が拡大した。

※8月の純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

 DC専用ファンド全体の純資産総額は約4兆3,952億円と、7月末(約4兆3,556億円)から約396億円増加した。DC専用ファンド全体での2017年8月末の資産配分状況は、株式ファンド42%、債券ファンド22%、バランスファンドに35%という割合で、7月末と変わらなかった。(※個別のDC規約では、DC専用ファンド以外のファンドを制度に採用している場合があるため、DC専用ファンド全体の純資産総額は、国内DC制度全体で運用されているファンドの残高とは一致しない)

出所:モーニングスター作成

■資金流入額トップは前月同様「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」

 DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキングトップは、前月に引き続き三菱UFJ国際投信の「三菱UFJプライムバランス(安定成長型)DC」だった。「プライムバランス」シリーズは、第3位に「成長型」がランクインするなど安定的に資金流入が続いている。

 一方、前月に資金流入第2位になった「分散投資コア戦略ファンドS」などランキングの上位を占める複数のファンドを持つ三井住友トラスト・アセットマネジメントの運用ファンドが8月は、第9位の「インデックスコレクション(バランス株式30)」の1本のみにとどまった。

 このような中で、第2位に大和投資信託の「DCダイワ外国債券インデックス」、第4位に野村アセットマネジメントの「野村 新興国株式インデックスF(確定拠出)」など、証券系運用会社のファンドが上位に浮上している。証券系運用会社のファンドが上位を席巻するのは、今年は2月以来のこと。また、「ひふみ年金」が前月の第10位から第8位へとランクアップした。

DC専用ファンドの過去1カ月間の純資金流入額ランキング

※2017年8月末時点、純資金流入額は推計値
出所:モーニングスター作成

■リターンのトップは5カ月連続「SBI中小型割安成長株ファンド<DC年金>」

 個別ファンドの過去1年間のトータルリターンでトップは、前月に引き続き5カ月連続でSBIアセットマネジメントの「SBI中小型割安成長株ファンド<DC年金>」だった。同ファンドの過去6カ月間のトータルリターンは27.98%(8月末現在)になっている。

 この他、ランキング上位には日本株を対象とした中小型株ファンド、そして、新興国株式ファンドで占められた。

DC専用ファンドのトータルリターン(1年)ランキング

※2017年8月末時点、純資金流出入額は推計値
出所:モーニングスター作成

バックナンバー

2014 | 2015 | 2016 | 2017